きいろほしいな page11

きいろほしいな page11

「お月様」

キリンさんが叫んでも叫んでも、お月様は、でてきませんでした。

キリンさんは、思いました。『ぼくのせいだ。ぼくが、お月様の黄色を、全部うばってしまったんだ』

キリンさんは、悲しくなりました。

『ごめんなさいお月様。どうしよう・・・・。お月様、もらった黄色を全部返しますから、また、お空にでてきてください』

キリンさんは、来る日も来る日も、一晩中、泣きながらお月様のいない空にむかって祈りました。

ある朝早く、夜が明けるころ、空は暗い青から、うっすらと明るい水色に変わろうとしていました。

きりんさんは、眠い目をこすりながら、言いました。

『お月様、ごめんなさい』

すると、空に、細く美しく、指輪のような銀色にかがやく、お月様が現われました。

つづく

 

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