次の日、ジミーがやってきました。 「これはこれは。ようこそ。となり町からわざわざ来てくれてありがとう。」 ギールはジミーに、ていねいにあいさつしました。
「こんにちは。」 プータもあいさつをしました。 「じつは・・・。ぼくたち、人間の新しい飼い主を探しているんですよ。 ジミーの知り合いで、だれか紹介してくれる人、いませんかね?」 ギールはジミーにお願いしました。
「べつにかまいませんよ。でも、ぼくは、とってもがっかりしたよ。」 ジミーはそう言うと、不機嫌そうに招待状を見せました。
「ほら、ぼくの名前、まちがってますよ。」 ギールは、あわてて、プータを指さして言いました。
「あ、そ、それは、それはね。プータが書いたんですよ。まったく、困ったものですね。」
つづく
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